多分、同じようなことをしてる人はまだまだいるだろうと思います。今回の逮捕者はなぜもう一歩先を見ることができなかったんでしょう。

男性は2006年12月8日、学習研究社が発行する書籍「最新版 香水の教科書」の文章のほぼすべてとなる109章分を無断で複製し、自身が運営するウェブサイトに掲載していた。不特定多数のインターネットユーザーに対して自動的に送信できる状態として、同書の作者である榎本雄作氏の著作権（公衆送信権）の侵害にあたる。

容疑者は「香水の教科書」の文章を利用して、香水販売アフィリエイトあるいは情報掲載＋コンテンツマッチ広告掲載をやっていたんでしょう。

アフィリエイトで儲けたい⇒でもコンテンツ作れない（面倒くさい）⇒本の内容を複製掲載しよう⇒集客が増えた⇒儲かった！

もし彼がその先を想像できてさえいれば…？？

100のURLを所持しており、毎月10万円くらい稼いでいたようですが、実際は今回の問題となったサイトだけで月に１０万円というわけではないでしょう。おそらく、指摘を受けたサイトだけではその数分の１、数十分の１程度の利益ではと想像するのですが、背負っているリスクとのギャップを本人は気付けなかったんでしょう。
（当たり前ですが、利益が大きいからといって著作権侵害が許されるわけではありません）

それに、２度の削除要請があったにもかかわらず「放置」したという事実を考えると、その問題サイト自体が「放置サイト」と化していたのかもしれませんね。100もURLを持っているということはその多くが放置サイトになっていることは容易に想像つきます。

しかしそうではなく、問題のサイトがもっとも集客が多く、利益も多いメインサイトだったと仮定したなら痛すぎます。確信犯なのかもしれません…。

『利益が多い＝集客が多い＝悪事がばれることが多い』と想像できなかったのでしょうか…？
アフィリエイトの収入を失うだけでは済まないことになると想像できなかったのでしょうか…？